(14) 生成A I 最高気温を確認できない

① 生成AI  最高気温を確認できない

7月に入って、猛暑日が続いています。先日、その暑さの中外出したのですが、子供のころに経験した暑さのほうがひどかったなと感じました。筆者は大学を卒業するまで大阪在住でした。特に小学生の頃、大阪市内に住んでいたため、半端でない暑さを覚えいいます。

ここで、Bingに質問です。                                                  質問⇒昭和35年の夏、大阪の最高気温を教えてください。                                    回答⇒昭和35年の大阪の最高気温は、**39.9℃**だったそうです¹。

これは記憶にない数字です。 3日後、さらにBingに質問です。                                  質問⇒昭和35年、大阪の夏の最高気温を教えてください。                                    回答⇒昭和35年(1960年)の大阪の夏(6月~8月)の最高気温は、気象庁のデータ¹によると、**32.9℃**でした。これは、1970年代や1990年代の夏の平均最高気温よりも高いです²³。

② 国会図書館の新聞データと気象庁の過去の気象データの確認です。

ここで国会図書館(NDL)で事実を確認です。NDL新館4階に新聞の閲覧場所があります。昭和35年の読売新聞から8月の最高気温を確認すると、36.6度でした。                                                     さらに、Bingの回答にあった、気象庁のデータを確認いたしました。気象庁のデータによると、昭和35年8月の、大阪の最高気温は36.6度でした。 新聞データと気象庁データが同一なのを確認できました。

ここで考察です。                            まず、最初の回答「昭和35年の大阪の最高気温は、**39.9℃**だったそうです¹。」最高という言葉から、その言葉に続く表示されている39.1度という数字を検索して回答してきたと推察できます。ここでの課題は大阪と最高気温を相互に理解できていないということかなと考えます。次に、気象庁のデータから32.9度と回答してきたことです。しかも気象庁の検索対象データを具体的に表示していることです。それが、

気象庁|過去の気象データ検索. https://www.data.jma.go.jp/obd/stats/etrn/view/monthly_s3.php?prec_no=62&block_no=47772.

筆者が気象庁のデータを確認すると、昭和35年8月の大阪のデータは下記内容が表示されました。

平均気温 日平均 28.3度 日最高 33.1度 日最低 24.7度          最高気温 36.6度  最低気温 24.7度  でした。            この確認結果から、32.9度がどのように検索されたのか全く理解できません。わずか36.6-32.9=3.7度の差ですが、致命的な差分ではないかと考えます。                                                         ③ 事実を確認できない生成AI

気温のデータベースにたどり着いても、最高気温さえも正確に回答できない生成AI、新井紀子教授の「現在のAIは、確率と統計に基づいて答えをかえしている。しかし、確率と統計は100%の正しさを理論上保証できない。そもそも「正しさとは何か」を扱っていない。したがって、AIが100%正しくなるということはない。」*参考文献 2023/4/22 週刊東洋経済                       筆者が言う、事実を確認する能力がないと、共通するものがあると考えます。 ただ、今回は大阪の最高気温でした。これは真実のデータが存在するので゛生成AIの間違いを確認することができました。企業、公共機関が利用の検討を始めているとのニュースが流れていますが、活用場面は慎重に検討する必要があると考えます。

 

 

 


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